春秋冬限定ね。
キャンプと言っても車で入れる所しか行かない。重い荷物と寝袋背負って山登りなんてのは、若い頃はちょっとやったけど、もうしんどい。
ビバインドア。
車には木炭とテント・調理器具一式、枕と毛布が積んで有るので、食材と水タンクを積み込めば準備完了。
キャンプ地では、ご飯食べて寝るだけ。いやちょっとは観光もするよ。 徒歩5分くらい。
テントを立てたらまずはご飯。炭火にちょいちょいと細い枯れ木を継ぎ足して、強火で炊く。最初から中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな……。
うっすらと焦げた匂いがしてきたら、よいしょと鍋(テフロン加工の普通の鍋)をひっくり返して、その辺の石の上に放置する。多少焦げ付いても蒸らす間にぱっこりと取れる。
食材を切る。鶏モモとアメリカ産リブロース、後は冷凍ホタテとかカボチャとかそのときにある物。クレイジーソルトを振って竹串に刺して炙る。
程よく火勢の収まった炭火の上に、じゅうじゅうと鶏皮や牛肉の脂が滴り落ち、焦げ目が付いたところでさっきのご飯を開ける。鍋を開ける前から香ばしい香りが漂う、タイ産の香り米。いただきまーす。
他人様の子供に気を遣う必要も、酔っ払いの相手も、飲まない酒の後片付けも、使いづらい炊事場での洗い物も、なーんも無し。
ご飯を食べたら、残りの炭火で紅茶を淹れ、湯たんぽ用のお湯を沸かす。後は川のせせらぎに足を浸けるも良し、テントに入って昼寝するも良し、椅子に座ってぼーっと夕焼けを眺めるも良し。
日が暮れたらテントに入り、iPad miniでKOTORを進める。
猫を連れて行けないのは残念だけどね。猫は家で留守番。
あ、おかまいなく。