タオルが臭い。
なんだこいつの家は洗濯すらまともにしてないのか、と言われそうで恥ずかしいのだが、臭い物はやっぱり臭い。もちろん置いていて匂ってくるようなことは無いが、洗い立てのタオルなのに、濡れた顔を拭くと微かに雑巾のような臭いが漂ってくる。うーん。これは嬉しくない。
うちは引っ越しした時にドラム式洗濯乾燥機に入れ替えて、それからほぼ毎回乾燥までしているし(何しろベランダはバラや金柑やなんやかやで埋まっているので)、その時に大抵酸素系漂白剤を一緒に入れているのだが……。
それでふと、台所用の漂白剤(キッチンハイター)を大きなバケツに入れて、布巾を漂白する時くらいの濃度に薄めて、そこに洗濯済みの臭いタオルを放り込んでみた。もちろん色柄付きのタオルも。
おお、なんか液が濁ってきたよ。白地のバスタオルで、真ん中とか縁の縫い目がどことなく薄汚れて「布地が傷んでるのかなあ」と思っていた部分も、なんか綺麗になって来た。効き目ありそう。
布巾漂白は30分くらいと書いてあったので、こちらも30分くらいで出すことにした。ビニール手袋を着けると(塩素系はアルカリ性だからね)、タオルをぎゅーっと絞って取り出す。おおお、なんか汚い液が垂れてる。洗濯済みなのに。
それから洗濯機に放り込んでもう一度洗って乾燥したところ、すっかり雑巾臭いのは消えて無くなり、洗剤のほんわかした香りだけとなった。白地のバスタオルはピカピカの白。これはすんばらしい。塩素系万歳(笑)。
検索してみると、この臭いの原因の一つはモラクセラ菌という常在細菌だそうだ(花王の研究発表)。臭いを消すには熱湯で殺菌しても良いようだが、うちにはそんな大きな釜(?!)は無いし、熱湯をポリバケツに入れるわけにも行かない。塩素系漂白剤の方が酸素系より殺菌効果が強いと言うことだろう。
もちろん、徐々にタオル地の色が薄くなっては行くのだろうが、もう何年も使っているタオルだから別にどうでも良い。これからも臭いが気になったらやろうっと。
また、アルカリも強いです。
タンパク質は強いアルカリの方が分解し易いですから、
アルカリのタンパク質分解効果と漂白剤の漂白(殺菌効果)
の相乗効果で、汚れ成分が落ちて水も汚れ、菌も死んだのだと
思います。